はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト ARDA写真プロジェクト vol.1
12/9(月)南相馬市高平幼稚園
「カメラを持って、小さな旅をしよう!」 10:00-11:20 5歳児 計19名
講師:今井紀彰(いまいのりあき/美術家)
協力:吉野修(筑波大学准教授)、筑波大学比較文化学類学生たち、キヤノン株式会社
主催:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト
6月にもやってきた高平幼稚園。今日は5歳児さんとカメラをつかったワークショップです。こどもたちは、前回土の絵の具を作って大きな絵を描いたこともよく覚えていました!キヤノンの協力を得て、こども一人一人に一台のカメラを用意し、カメラをもって自分にとってきになったことを撮影します。撮った写真はPCに取り込んで、それらを観ながら、子ども達に何を撮ろうとしたのかなど、写真にまつわるお話をしてもらいます。4、5歳児さんには私たちも初めて実施するプログラムでドキドキです。
まずは、アーティストの今井さんのリードでまずは身体の準備運動です。
2人一組でお互いの身体をなでたり、叩いたりして、身体感覚を起こしていきます。ぼんやりみることと、一つものをしっかりみるって、どんなことをかを体験してみてから、、、、
いよいよ一人一台カメラをもらって、今井さんにカメラの使い方を教えてもらいました。みんなワクワクドキドキ!さて、小さな旅にGO!
園庭にでると、ちよこ先生を発見!子ども達に撮られまくっているちよこ先生。
園庭のいろんなところにちらばって。
お花は人気のモチーフですが、捉え方はいろいろ。
そして、ホールに戻ってきて、3つのグループにわかれて、作品鑑賞です。
「あ、◯◯ちゃん(が、うつってる)!」と声があがったり。「木(をとろうとしたの。)「この木の後ろに穴がふたつあるの。」と、写真をとったときのお話を一枚一枚聞いていきました。この写真は「間違えた。」こっちの写真は「(意図して)とった。」と、しっかりととったときのことを覚えていて、大人もびっくり。
・・・さて、何枚かこどもたちが撮影した写真を紹介します~。この写真は何をとったのでしょう??
「これ。」
これは、一番奥に見えるピンクと緑の跳び箱のようなものを撮ったのだそうです!
「おいかけた。」
これは、お友達をおいかけながら、とったんだって!生き生きとしたともだち同士だからみせる表情!
「お花とった。」「まっすぐとった。」
これは、お花がさいている方からまっすぐとったそうです。だから、お花の顔がみんなこっち向いてるんだね!
少しカメラの操作に緊張したのか、撮影する枚数はすくなかったのですが、子ども達の視線は私たちの思いもつかないものをとらえようとしていたり、素直な気持ちがそのまま写っています。撮影する前は緊張気味だった顔も撮影後はビックスマイルで満足そうでした。私たちも少し手応えを感じた5歳児さんワークショップでした。
(三ツ木紀英)