やまとアートシャベル おしゃべりは好きじゃないよ
対話で美術鑑賞
2019年04月17日
「みんな、おしゃべりは好き?」
授業の冒頭で、司会のシャベラーがこどもたちに問いかけると「すきすき!」と勢いよく手を挙げる子もいれば、首を傾けたり、まわりをきょりょきょろして少し様子をうかがっているような子もいます。おしゃべりが好きでも嫌いでも構いません。
この日一緒に活動した子どもたちの中に「おしゃべりは好きじゃないよ」と最初から伝えてくれた子がいました。そうなんだね、言ってくれてありがとうと伝えつつ、活動を始めました。
その子、表情がとっても豊か。
他の子が意見を言うと、それに反応してはっと驚くような表情、のっぺりした表情、眉を少しゆがめたり、にこーっと満面の笑みを湛えたり。その表情の変化で、何かを感じてくれているのが伝わってきました。
後半になると「あ~たしかに~」と声が出はじめ「ねえねえ!こことここが●●だよ」とみんなに伝え始めました。
アート作品から何かを感じ取り、それを思わず伝えたくなって、力むことなく自然と言葉にしてくれた瞬間でした。
シャベラーとの活動はその子にとってどうだったのか、いろいろ聞いてみたい!
こどもたちからのお手紙が待ち遠しくなりました。 (おじゃ)