午前は和光幼稚園での活動。幼稚園の目の前までやってきた津波の爪痕はまだまだ生々しいものでした。カラーゴムをつかって、全身で色んな形をつくって、全身で身体遊びをしました。
午後は国際村の夏祭り「WA-shoi~2011 七ヶ浜の夏~」に移動。国際村の駐車場は満杯で七ヶ浜町中から、たくさんの人たちが訪れていたようでした。
手始めに隣で演奏していた「ブラジル太鼓隊」の演奏と竹中幸子さんのダンス・コラボ。太鼓の演奏に会わせて竹中さんが踊るとあっという間に人だかりができ、太鼓の音に身体を揺らしながら、みなさん見いっていました。
ワークショップは3回実施しました。丸く輪になって、手を離さないように手の下をくぐったりしてウォーミングアップ。幼稚園の夏祭りで一緒に活動した何組かの親子さんもまた参加してくれました。
歓声を上げながら、様々な形をつくっていきます。
カラーゴムはここでも大人気で、電車ごっこのように身体をつないで走り回ったり、大人と子どもも一緒になって、大きな形をつくったり。
走り回っては、竹中さんの「ストップ!」というかけ声で、いろんな形をつくります。
3回目は、「ブラジル太鼓隊」も参加し、タンバリンと太鼓の音にあわせて、動き回りました。地面に寝転がったり、走り回ったりと、見知らぬ同士の子ども達が思いっきり一緒に身体を動かしました。「もっと、早く!もっと、早く!」と子どもから太鼓のお兄さんとおねえさんに要求し、相互にコミュニケーションしながら、まるで一つのパフォーマンスようにワークショップは進んでいきました。生き生きと活発に動き回る子どもの様子を、親御さんも写真やビデオでしきりに撮影していました。
一日だけの活動でしたが、多くの子どもと大人が参加してくれました。終わった後、満面の笑顔で口々に「楽しかった!」「もう、おしまい?もっと、やろうよ!」と、訴えてくれました。午前に幼稚園で会い夕方最後のワークショップも参加してくれた子がいました。「また、参加してくれたんだね。一日いたの?」と声をかけると、「だってすることないんだもん。楽しかった!!」との言葉。被災した町にはなかなか家族で楽しめる娯楽がないのでしょう。6月に仮設住宅でお会いしたおばあちゃんも楽しそうにワークショップをみていました。仮設住宅ではなかなか運動ができないという声も聞きました。このように思いっきり身体を動かして、みんなが笑顔になるような活動がこれからも必要とされていると感じた一日でした。(三ツ木)
7/23 10:30-12:00 学校法人同性寺学園 和光幼稚園(宮城県宮城郡七ヶ浜町)
「楽しく身体を動かそう!-コミュニケーション・ダンス-」講師:竹中幸子(振付家)
参加人数合計 15 人
14:00-17:00 七ヶ浜国際村 イベント「WA-shoi~2011 七ヶ浜の夏~」
主催:海の学校 in MIYAGI 共催 七ヶ浜国際村
「楽しく身体を動かそう!-コミュニケーション・ダンス-」講師:竹中幸子(振付家)
参加人数:57人 鑑賞者:60人
7/23参加人数 合計72名(のべ)ダンスの鑑賞者 約60人
助成:日本財団 ROAD RROJECT
講師:竹中幸子(振付家)
主催・企画:NPO 法人 芸術資源開発機構(三ツ木紀英)
コーディネート:NPO法人レスキューストックヤード