ミューザ川崎「対話による美術鑑賞」の手法と音楽分野への応用について
対話で美術鑑賞
2014年11月15日
日本に90年代にMoMAのVTC(ビジュアルシンキングカリキュラム)が紹介され、各地の美術館で行われている対話型美術鑑賞。ARDAの対話型鑑賞ファシリテーター講座を受講した、ミューザ川崎の教育普及担当の森さんはクラシック音楽の鑑賞に応用できないかと考え、親子のプログラムなどで実験的に実施してみました。すると、なんとっ!!対話型で事前に音楽についてお話ししたチームの子たちは、最後まで音楽を集中して鑑賞することができました。やらなかったチームは寝ちゃう子もでてきたとか。。。。(T_T)
能動的な聴き方や楽しみ方がわかれば、音楽鑑賞の可能性も大きく広がっていきます。ホール製作者とその可能性をさぐるべく、ミューザ川崎主催の講座にゲスト講師として登壇させていただきました。美術とちがって、音楽は時間芸術なので、どんどん流れていってしまいます。音楽ならではの工夫として板書をどのようにするか、題材としてどのような曲を選ぶべきか、、議論は白熱しました。みなさんとても熱心で、これから音楽鑑賞の分野でも広がっていきそうな予感です。(ミツキ)