やまとアートシャベル「図工のせいせきが悪かったけど・・・」
4年生の子どもたちとの授業に行ってきました!
子どもたちと一緒に活動する度に、子どもたちのすごさを実感するのですが、今回も目の当たりにしました。
子どもたちは2時限続きの授業の中で、いろんな作品をよく見て、よく考えて、言葉にして、友達の話をよく聞いて、また考えて・・・と、このプロセスを繰り返します、見た目的には。
そのプロセスを通じて、子どもたちの内側ではすごいことが起こっているのです。
授業の最後にひとりの男の子が
「今まではものを感じることができなくて図工のせいせきが悪かったけど
今日の勉強は楽しくできた!」
「これからは、みんなで見て、ここはこう思うとか、こうなってるを
”うん、そうだね!”って言いたい!」
と堂々と、うんうんと頷きながら、ニコニコの満面の笑みを浮かべて感想を言ってくれました。
体験した直後だからこそ出てきた飾らない率直な言葉に、私たちシャベラーはビビビっと胸打たれてしまいました。私たちの心の声はこんな感じでした。
(この授業は憂鬱だったと思うのに、とってもがんばって取り組んでくれたんだ!)
(苦手な図工を”楽しい”と思ってくれたんだ!しかもみんなの前で発表してくれた!ありがとう!!)
(相手の意見に否定じゃなくて共感することをしてみたらうれしいことが起きたんだね!
これからも学校生活で活かしたいと思ってくれたんだ!すごい!)
私たちが「こうしましょう」と指示をしたわけではなくて、
子どもたち自身で大事なことをつかみ取り、新品のスポンジのようにすーーーっと吸収したのです。
本当にすごいなーと思いました。
こんな瞬間に立ち会えることをうれしく思うとともに、子どもたちのキラリと輝く光を逃さないよう、私たちはよりよい場づくり、かかわりに努めたいなと思います。(おじゃ)