NPO法人ARDA
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どんな子どもにもアートを楽しむ時間を!杉並区・クラウドファンド実施中

対話で美術鑑賞 2019年12月27日

GoodMorningでクラウドファンディングを開始!
https://camp-fire.jp/projects/view/220184

目標額:80万円(2020年度の活動資金、新規メンバー育成費用)
2020年2月21日(金)まで

リターンで子どもの言葉を集めた冊子や見学、アートカード体験が可能です!

アートわっか・すぎなみはARDA設立時から活動をしてきた東京都杉並区を拠点とする市民ボランティアチーム。小学校での美術鑑賞教室をメインに、アートを通して「よくみる」「自由に発想する」「お互いの考えや気持ちを大切にする」活動を目指しています。
2014年の発足以来、昨年までに小学校計15校、のべ129コマの授業を実施。
毎年平均12校程度で、継続してくださる先生や、異動先の学校にも採用してくださる先生方と活動を続けてきました。
この度、継続的な活動のために、運営・活動資金を集めるクラウドファンディングに挑戦します。

プレスリリース:https://www.arda.jp/wp-content/uploads/2019/12/release_gm_arda2019.pdf

生きる力を育む「美術鑑賞教室」

アートわっか・すぎなみの鑑賞は、知識ではなく一人ひとりが作品をみて感じたことからはじまります。感じたこと、考えたことを、作品のどこからそう思ったのか?と問うことで、作品の魅力や味わいに近づいていきます。この授業では「対話型鑑賞」の考えを取り入れ、アートカード*のゲームで楽しくおしゃべりしながら鑑賞します。

美術鑑賞では思ったことに間違いはありません。子どもたちの発言はアートわっかのメンバー「わっかさん」がどんな言葉も受け止め、子どもたちが自由に発想することを助けます。この授業では、普段発言が苦手な子や学校の活動についていけないと思われている子が生き生きと思ったことを話す場面がみられます。
1人で大勢の子どもを見なければならない先生からも、一人ひとりの声を丁寧に聞いてもらえると好評をいただいています。

* アートカード:古今東西の美術作品、工芸作品から建築まで多様なアートをポストカードサイズのカードにしたもの。

●新しい学習指導要領*でもうたわれている「主体的・対話的で深い学び」

授業では子どもたち同士の話し合いを促しながら、様々な作品から共通点を探したり、物語をつくるゲームをします。
その中で子どもたちの意見が割れることもあります。アートをみることを通して、多様な考え方や見方に触れ、自分との違いを知ったり、共感できることを見つけたり、お互いの考えを聞き合ったりすることで、コミュニケーションを促進させます。
活動後には、「もっとアートをみたくなった」、「同じ絵でもいろいろな見方ができることを知った」、「友だちの発想が面白かった」、という感想を聞くことができます。
作品をみることの面白さに気づくと、前のめりになって、もっといいアイデアはないか、もっと自分の気持ちにしっくりくる言葉はないか、と、どんどん夢中になって授業はあっという間に終わってしまいます。

* 学習指導要領:文部科学省によって定められた、各学校で教育課程を編成する際の基準。教科毎の目標や教育内容が定められている。

●大人にも必要とされる鑑賞で得られる力

近年、対話型鑑賞はビジネスの世界でも注目されています。発見する力、想像する力、考え続ける力を育てるとされ、多様化した価値観の中で答えのない問いに向かい続けることを可能にします。
これは授業を受ける子どもだけでなく、授業を届けるわっかさんにとっても同じです。
子どもたちのキラキラした情熱や言葉の発見、もっとよい対話をしたいという気持ちからくるもやもや、活動で感じたことをどうやって先生や周りの人に伝えればいいのか、わっかさん自身も考え続ける実践の場です。

●クラウドファンディングの理由

これまで事業立ち上げや新企画実施に杉並区の助成金を活用させていただきました。
杉並区では学校が独自の教育内容を決めることができ、市民の力を学校運営に取り入れています。しかし、無償で一定人数のチーム運営や、価値のある授業を届け続けるのはとても難しいです。
等身大の市民の力で資金も運営も実現して、この活動を持続させるべく、新しいチャレンジをすることになりました。どうぞ応援よろしくお願いいたします。

【本件に関するお問い合わせ】
NPO法人芸術資源開発機構 アートわっか・すぎなみ担当:滝
TEL. 03-3266-7055/FAX. 03-6733-8804/E-mail. wakka@arda.jp