NPO法人ARDA
MENU

対話型鑑賞ファシリテーター養成講座/2024年

対話で美術鑑賞 2024年07月01日
 
2024年ベーシックコース

日 程:すべて対面、全日 10:00-19:00 
秋の講座:11月2日(土)、11月17日(日)*オンライン実施、12月1日(日)
*2日目のみオンライン開催


◎ARDAの講座の5つの特徴

1)3日間の集中的で実践的な【ベーシックコース】。体験・理論・実践の往還し、”理論”と”態度”を自分のものにする
ベーシックコース3日間で対話型鑑賞に必要なことを集中的に学んでいきます。参加者としてリアル対話型鑑賞を体験したうえで、背景にある理論を学びます。理論に基づき実践し、結果としてどのような影響を場に与えたかを省察します。これらを繰り返しながら、ファシリテーションの考え方と態度を身につけていきます。講義はオンライン講座で視聴し、対面では繰り返しファシリテーションを実践してゆきます。充実したテキスト付。

2)講座全体が対話型。本気で参加すればするほど学びが深くなる
講座のなかでは、即興的に生まれる対話で起こるリアルな事象を丁寧に取り上げ、理論を土台にしながら、一人一人がファシリテータとしての在り方を探求してゆきます。生きた事象を学びにしていくため、自分が感じたことを率直にその場に提供することが深い学びにつながります。講師と受講生、受講生同士の相互作用で学びが深化していきます。
kouza_01 

3)会員制コミュニティ「アーツ×ダイアローグ(Website)」で作品シークエンスの提供
ベースにしているVTSでは、鑑賞する作品と問いかけとコミュニケーションの方法論のすべてがデザインされています。それらが機能することで「対話」が生まれます。しかし、数多ある作品から、適切に選ぶのは最も難しい作業です。そこで、対話を生みやすい作品を会員サイトを提供しています。ベーシックコース受講後は、会員制のコミュニティサイト「アーツ×ダイアローグ」の厳選された作品を使って、さまざまな対象に実践することができます。(2年間は無料。その後は要会費)

4)終了後も、ともに”技術”を磨く学びのコミュニティがある!学び続けるフォローアップ環境が充実
ファシリテータとしての在り方と技術を自分のものにし、高めてゆくことは簡単ではありません。ベーシック講座で基本を学んだ後、経験を重ねることで学びが定着します。学び続けていくために、受講生同士の勉強会を支援しています。毎月の勉強会では、期をまたいで受講生同士の経験を交換し、更なるファシリテーションや実践の場づくりのスキルアップを目指すことができます。

5)実践や練習を重ねた後、【実践コース】でファシリテーションの質をあげ、自分のプログラムづくりに挑戦
ファシリテーションを身につけるには、アメリカのVTSではコーチングをうけながら少なくとも年間10-15回の実践を積んだ上で、3年目でやっとVTSファシリテーターとしての資格を得ることができます。つまり、それだけ難易度の高い技術が必要なのです。本講座の実践コースでは集中的にコーチングを受けることで、ファシリテーション力の向上を目指します。また、自身が対象としていく参加者にむけて、テーマを設定した作品カリキュラムを作り、対話のデザインができるようになることを学んでいきます。音楽や映像といった、アート以外のメディアでの対話にも挑戦していただけます。

参加者は、大学教員や専門学校教員、学芸員、美術館ボランティア、研究者、音楽ホール、企業人(人事部、企画部など)、企業研修講師、アート教室運営者、デザイナー、ダンサー、演奏者など様々なバックグランドの方々がいます。そして、受講後にはさらに活動を広げ、活躍されています。
>>講座受講生の活躍

現代社会において異なる他者同士の協働が、これまで以上に必要とされています。中でも、先入観にとらわれず人の意見を「聴く力」はビジネスをはじめ、あらゆる状況において重要だと認識されています。また、アートという答えのない問いをテーマに思考することで、自分なりの答えをもちながら、考え続ける力を養います。対話型鑑賞は美術館や学校だけでなく、企業研修や医療/看護教育として行われており、修了生とともに様々な可能性を探求しています。

ベーシックコース
全3日間対面講座+オンライン講座+会員制コミュニティ「アーツ×ダイアローグ(website)」がセットになっています。講座では対話型鑑賞の基本的な理論やスキルを「理論→実践→省察」のサイクルで集中的に学びます。
ファシリテーションは身体的な動きと連動しているため、対面で実践しながら学ぶことが重要です。全3日間の対面の講座はワークショップ形式で実践を重ね、理論はオンライン講義を視聴し効率的に学びます。特に長時間に及ぶ対面講座は集中力を要します。体調を整え臨んでいただくと、多くのことが吸収できます。

対 象:対話型鑑賞をすでに実践している方からファシリテーターになりたい方、教えることやファシリテーションを仕事にしている方など。受講時点でアートに関する知識は不要です。
目 標:対話型鑑賞の基本的な理論を理解し、意図をもったファシリテーションができるようになるために、3種の質問と7つのポイントを身体化することを目指します。

日時(土日) 対話型鑑賞を体験しながら、基礎的理論とファシリテーションを実践
1日目 チェックイン:本講座の学びについて
体験と講義:対話型鑑賞とは?ファシリテーターの3種の質問と7つのポイント
実践:ミニ・ファシリテーション
実践:きく・応答するワークショップ
〈課題〉4週間  オンライン講義3本視聴:「美的発達段階」「対話型鑑賞の学び」「作品選び」
2日目 体験:ファシリテーションの準備としての作品研究
実践:作品研究
実践:ミニ・ファシリテーション
実践:作品を選んでシークエンスを組む
〈課題〉1週間 作品研究:ファシリテーションの準備として作品研究
3日目 体験:様々なファシリテータの対話型鑑賞を体験する
体験:ファシリテーションのコーチング
実践:コーチングファシリテーション
チェックアウト:これからの学びについて
〈課題〉オンライン講座2本「著作権講座」「サイトの使い方」を視聴。
    その後、サイトに会員登録することができます。