港区
港区 ふれあいアート事業
港区では、2004年の文化振興条例の制定を機に文化芸術の力による活力あるまちづくりをめざして、ARDAとの協働事業に取り組んでいます。
2007年「子どもふれあいアート事業」のスタート当時は公立保育園15園だったこの事業は、保育士向けの事前講座1回と園児向けのワークショップ1回、計2回を各施設で行い、アーティストの視点やワークショップの意図を丁寧に保育士さんと共有してきました。保育士さんに事業の意図が定着してきたことで、2011年には園児向けに年3回の連続ワークショップにプログラムをブラッシュアップ。同じアーティストが3回担当することで、子どもたち個々の成長を保育士さんとアーテイストとで見届けることができるようになりました。
園長先生はじめ、保育士さんからは「自分たちだけではできない体験なのでぜひこの事業を続けて欲しい」という強いご要望を受け、通常3年で終わってしまうといわれる文化事業であるにもかかわらず、2013年には公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団へ移管され、2015年現在では、保育園と幼稚園あわせて、49園で年間119回、述べ2500人を対象に行っています。
【協働者(保育園)からの声】
- 3回ワークショップを体験した保育士さん
アーティストやコーディネーターが子どもたちのいいところもたくさん見つけてくれることで、もっともっと子どもたちの可能性を強く感じることができた。
【ふれあいアートの良い点】
- 本物の芸術に出逢える、アーティストの感性に触れられるといっても見るだけでなく、それにより、子どもの感性がひきだされる引力。
- 毎回のワークショップ後のふりかえりで、成果を共有し3回の積み重ねができる。
港区 ふれあいアート・保育園での活動実績
年 | 施設数 | ワーク ショップ 回数 |
保育士講座 参加者数 (延べ) |
園児 参加者数 (延べ) |
参加者数 (延べ) |
アーティスト・ スタッフ数 |
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H19/2007 | 15園 | 30回 | 161名 | 339名 | 500名 | |
H20/2008 | 20園 | 40回 | 241名 | 416名 | 657名 | アーティスト15名 |
H21/2009 | 20園 | 40回 | 306名 | 412名 | 718名 | 33名 |
H22/2010 | 20園 | 40回 | 277名 | 439名 | 716名 | 32名 |
H23/2011 | 24園 | 76回(3回WS導入) | 51名 | 1,326名 | 1,377名 | 36名 |
H24/2012 | 27園 | 75回 | 74名 | 1,321名 | 1,395名 | 27名 |
H25/2013 | 32園 | 90回 | 119名 | 1,467名 | 1,586名 | 45名 |
H26/2014 | 43園 | 120回 | 108名 | 2,011名 | 2,119名 | 49名 |