協力いただいたアーティスト
※50音順
岩下徹(いわしたとおる)
- からだ
- 高齢者
国際的な舞踏集団<山海塾>舞踏手。ソロ活動では<交換(コミュニケーション)としての即興ダンス>の可能性を追求。82〜85年石井満隆ダンスワークショップで即興を学び、83年ソロ活動開始。かって精神的危機から自分のからだを再認識することで立ち直った経験を原点とするソロダンス。1989年より滋賀県・湖南病院(精神科)で「ダンスセラピーの試み」を継続している。
開発好明(かいはつよしあき)
- 造形
多摩美術大学非常勤講師。様々な地域で住民や参加者と交流しながらつくるコミュニケーションアーティストとして国際的に活動。04年ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展日本館[おたく:人格=空間=都市]、06・09・15年「越後妻有大地の芸術祭」。13年三宅島大学「100人先生」、14年「中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス」、01年より毎年国際的に開催される「サンキューアートの日」を企画。
木谷安憲(きだにあんけん)
- 造形
- 高齢者
美術家。1986年金沢美術工芸大学油絵科卒業。2011年東京芸術大学大学院芸術学修了。1997年よりワークショップクリエイターとして活躍。影絵、紙芝居、ゲーム、絵本、漢字文字、美術史などテーマは幅広い。子どもから高齢者まで年齢を超えて参加者の自由な発想を広げていける内容で楽しいと好評。2008年マイアミのアートフェアーに選出され、2013年NYで個展、画家としても活躍中。2015年には『ショコラくんのおこさまランチ』(教育画劇)で絵本デビューを果たす。
白濱雅也(しらはままさや)
- 造形
美術家。不条理物語世界を描く悪意のメルヘンシリーズを発表。2013年妻有アートトリエンナーレ「はつがの家」アートディレクター。シニカルな物語世界を紡ぐ制作のかたわら、アートイベント企画、ワークショップを多数実施、創作の楽しさを伝える活動を続けている。
関野宏子(せきのひろこ)
- からだ
色彩豊かなフリース素材を自由自在にミシンで縫い、オリジナルキャラクターの「ニョロ」をはじめ、観客が自由に組み合わせて遊んだり体に巻きつけたりして“アート”を構えずにふれて楽しめるような体験型の作品を数多く制作。
即興からめーる団(そっきょうからめーるだん)
- おと
音楽家・赤羽美希と打楽器奏者・正木恵子による音楽ユニット。うたづくり、音あそび、楽器を使った音楽ワークショップを企画・実践するほか、コンサートホールやライブハウス、公共施設、学校等での演奏活動も行っている。うたの住む家プロジェクト主催。既成概念にとらわれない、自由で面白い作品づくりと、ワークショップに参加した人、その一人一人がいなければ成り立ち得ないような音楽作りを目指している。
竹中幸子(たけなかゆきこ)
- からだ
障害のある方を含むダンスグループ「ベストプレイス」をたちあげる。自分の体を認識し、体を使っていろいろな表現が可能なことを体験し、そばにいる友達や、物や空気などを感じながら、動くことを大切にするワークショップをおこなう。
ナカガワエリ(なかがわえり)
- おと
即興楽団UDje( )団長(即興音楽家)。うた、叫び、踊り、楽器演奏などを素材とし、人間がもつばらばらで多様な個性をいかしてひとつの場を即興的につくる実践に取り組む。最近では楽団以外での出演や声のワークショップも多数おこなう。また楽団でも地域のイベントなどで参加型の即興ライブをおこなうほか、全国各地の学校や社会福祉施設、公民館などでワークショップを展開。
中津川浩章(なかつがわひろあき)
- 造形
ブルーバイオレットの線描を主体とした大画面のドローイング・ペインティングを国内外で発表。人間にとっての「描くこと」「見ること」とは何かを問い続けている。美術家としての活動だけでなく、福祉、教育、障碍といった、社会とアートの関係を作り出す活動多数。障碍を持つ人のアートで有名な福祉作業所「工房集」や千代田3331の「エイブルアートスタジオ」での障碍者の作品制作サポートや展覧会ディレクター。
林香奈(はやしかな)
- おと
鍵盤ハーモニカ・おもちゃ楽器演奏・即興歌・音遊びなどで演奏活動やワークショップを行う。絵から発想するオリジナル紙芝居パフォーマンスや音楽劇なども展開。様々な人たちとのコラボレーションによる芸術プロジェクトを数多くてがける。保育・教育者を対象とした講習会も行っている。
藤原ゆみこ(ふじわらゆみこ)
- 造形
- 高齢者
日本画家。1985年東京藝術大学大学院美術研究科修了。毎年、個展を中心に作品を発表すると共に、心身の障碍・疾病を抱えた方々へのワークショップ、アートクラスを展開している。アート・レシピが豊富で100以上もある。その他パブリックアートの制作に携わる。(名古屋日赤病院壁画、座間市ハーモニーホール壁画、明治記念館末広の間、他)。絵本作品「赤い星と青い空」「一度も抱かれなかった人間の話」「おっちゃんの長い夏休み」他がある。
古川知泉(ふるかわちせん)
- 造形
龍生派家元一級教授/現代芸術家。日本の伝統文化である“いけばな”をマスターして、植物が持つ自然観を現代美術として表現する。美術館・画廊でまた、海外でも多数出展。高齢者ホーム、児童館、保育園で植物のいのちを体感するワークショップを展開する。
前沢知子(まえざわともこ)
- 造形
美術家、美術教育研究。「美術から子育てを学ぶ会」会長、「前沢知子スタジオ」代表。上野の森美術館、国立国際美術館、東京オペラシティなど国内外で展覧会を多数開催。また子育て支援センターなど様々な施設で「描画活動と発達/コミュニケーション」などをテーマにワークショップや講演会、研修会を多数実施。「美術と子育てと地域」の連帯に取り組む。子ども&親子の絵画教室も主催する。
宮元三恵(みやもとみえ)
- 造形
子どもの身体感覚をテーマにした「BLISS」(03-04年)、動物の巣をモチーフにしたシリーズ「NEST」(00年—)など、空間の知覚や体験をテーマとする活動をヨーロッパと日本で展開。子どもとの空間制作も行なっている。10年より、東京工科大学デザイン学部准教授。
みわはるき(みわはるき)
- 造形
- 高齢者
美術家。ピンクを中心に色彩豊かな抽象画を個展・グループ展で毎年発表。こどもの絵画教室をはじめ、町田デザイン専門学校講師、跡見学園短期大学、杏林大学非常勤講師を経て老人福祉施設で絵画クラブの講師等。こどもから高齢者まで様々な年齢の人々に美術を教えた豊富な経験を持つ。ひとり一人の作品から個性を引き出し、専門的観点から評する。